温泉の宿,それは贅を尽くした建物はやっぱりいいが,肝心の風呂がどうか,ということに尽きるのではないかと思う。たっぷりのお湯が溢れる広い浴槽に身をおくと,ああー,贅沢な時間だわい,と悦に入って目を閉じることが出来るのである。露天風呂ももちろんいいけれど,大浴場もまたいいものだ。ザブザブと湯が溢れるような浴槽,いい。たまらなくいい。
あれは家族で行った団体ツアーで行ったホテルであった。その大浴場の広さと言ったらもう驚くばかりであった。広いなんてもんじゃない。それが極めて清潔で湯量もかなりたっぷり,どの浴槽に入ってもたっぷりのお湯を身に纏うという風情なのである。もう至福の時間という感じであった。あの贅沢感に包まれた入浴時間が忘れられない。海辺で新鮮な魚介料理の数々にも心躍らされたが,あの大浴場がインパクト大なのであった。
美味しいもの。風景。名産品。求めるものが様々でもやっぱり贅沢感の極みは風呂,お湯。それに尽きると思っている。